おカネに対する思いはその人の年齢や生活スタイルによって大きく異なります。今回のサロンでは特にそれが実感されました。
学齢期のお子さんを抱えている家庭では教育費、特に塾の費用が一番の悩みのようでした。かつては学校の勉強さえまじめにやっていれば塾にいかなくても進学できると言われていましたが、「学校では受験のテクニックを教えてくれないから進学塾は必須であり、この費用は削れない」との発言がありました。
お子さんが芸術系大学への進学を希望していた方は、塾の費用も高額である上、卒業後の就職にも不安があるので話し合いの結果あきらめてもらったという苦渋の体験を語ってくれました。一方、高齢者にとっては、予想される年金の減額や身体能力の衰えなど、楽しい筈の老後が何となく「暗雲垂れこもる」イメージで受けとめられているようです。
今回のサロンではストレスのたまらない貯蓄術にテーマを絞り、貯蓄ゼロから数年かけて数百万円を貯めた実体験が披露されましたが、参加者それぞれの状況がさまざまなので、正解が出せたわけではありません。
インターネットなどで得られる情報を上手に活かして、心の負担を軽くしつつ、節約と貯蓄を進めようというのが今回のテーマでしたが、他の人の話を聞き、みんなで考える集まりとなったのが何よりでした。
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